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飛行機雲を100万倍面白く観る方法

  • 第一飛龍興武隊隊長 天野真一中尉 Y.T.
  • 2016年8月28日
  • 読了時間: 3分

はじめまして。このブログをいつもご覧頂いている方であればあるほど伝わっていないと思いますが、本番が近づくにつれ徐々にクラスに緊張が高まってきています。 そう言う僕も例外ではなく、朝からみんなで練習してそれが形になっていく実感から、とてもやり甲斐を感じるいい緊張感を持てているのではないかと思います。 しかし、早起きの辛さというものはモチベーションでどうにかなるほど単純なものではないですよね。よくご存知の方も多いのではないでしょうか。乾いた石のようなまぶたに塞がれて出てこられない意識。そこに感情論の介入の余地は一切ありません。えっ?起きられなかったら来月のお小遣い半分?絶対起きるわ。 昨日も朝、その石をどかすのに予定より少し時間がかかってしまいました。これは決して怠惰ではなく、運が悪かったというそれだけのことです。 そしていざ出かけるぞ!という時になって、ふと今日が休日ダイヤであることに気がつきました。急いで調べると、ちょうど乗れる時間に電車がある、しかも特別快速だと分かりました。歳が歳なら宝くじ買ってましたね。もうそれは意気揚々と駅へと自転車を走らせました。 到着してみると…何故でしょう、休日とは思えないほどの、いつもの土曜に比べて3倍くらいの混雑度でした。レアなポケモンでも出たか? 特快に乗った後、なぜ自分は停車駅が少なく座れる見込みのほぼない電車に乗ったのだろう(なんだかんだ20分くらい早く着く電車でした)、と思い始めました。電車の発車ベルが鳴り止む前に、いっそ今から降りよう。今座れなかったせいで練習でぶっ倒れたらきっと後悔する。足元のカバンを持ち上げ一歩踏み出そうとしたその時です。 ポケモンGOを起動したら「ラッキー」が現れた!とかだったら面白かったですけど、違います。僕が立っていたすぐ前の席の人がビクッと体を跳ね上がらせたのです。目の前で起こった突然の出来事に一驚を喫していると、どうやらその人はこの駅で降りるつもりが寝ていて気付かなかったらしく、慌ただしく電車を後にしました。妙な既視感を覚えて記憶を探ってみると、小学校の時飼育小屋から脱走したウサギでした。 それはともかく、こうして僕は満員電車の中、乗車駅から座るという幸運を手にしたのです。 何の話だよ!というツッコミは、最後まで読んでからという約束なはずです。 ところで皆さんは飛行機雲がどうして出来るのか知っていますか?一言で言えば、冬に吐息が白く見える現象のスケールをでかくしたような感じですよね。 つまり飛行機雲がよく見える時というのは、上空が寒い、つまり天気が崩れやすいということなのです。 逆に、飛行機雲がすぐ消えてしまう時というのは、一見寂しいように見えてそれは好天が続く予兆でもあるのです。 朝寝坊したり、電車が混んでいたり一見不運に見えるようなことでも、そこには見えないだけで幸せが散りばめられているものなのですね。 太平洋戦争中の日本が舞台である飛行機雲は、明るいばかりの話とはいきません。でも、そんな中で特攻兵たちと一緒に幸せについて考えて、探してみませんか?僕たちの演劇が皆さんのそれぞれの心の色で染まっていってくれれば本望です。本当は幸せなんて、探して見つけるようなものじゃないのだと思いますが。 75分間という短い時間で消えてしまう形のないものではありますが、雲の上には必ず青空が広がっています。僕たちのかけた夏の時間が、見てくださる方々の明日の心の青空を作るその一部になれればと思います。 だいぶいいこと書いた自信あるので感想等お待ちしてます。タイトル詐欺?うるせえ100万回見てろEndFragment


 
 
 

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