いかに老けるか

StartFragment遅ればせながら小道具チーフのMです(ほぼJだけどね)。何か書くこと見つからないかしら…とボンヤリしていたら締切日が過ぎていました。ほんとすいません。もう気分は太宰治です。恥の多い生涯を送ってるなうです。まぁ太宰治、読んだこと無いけど！ 言い訳はこの位にしておいて………夏、もう終わりますね。夏の終わりは辛夷の終わりでもあります。中3の今頃、辛夷演劇のブログを覗きながらまだ見ぬ高校生活に思いを馳せていたのを思い出しました。今そのブログを自分が書いているなんて不思議な気分です。当たり前なんだけど、時が経つの早すぎるよ、勘弁してくれ。 でもこんなことを言っているうちに、あっという間にお婆ちゃんになってしまうんでしょうね。お婆ちゃんといえば先日、素敵な老婦人に出会いました。出会った、というより下校時の電車で友達と将来のことについて話している時に、話しかけてくださったんですが。深い色の丸いイヤリングと、細身の身体に上品かつ個性のある洋服(すごく似合っている)、薄めの化粧に凛とした雰囲気を纏っていて、一目見ただけで素敵。その方は、まだ女性が働くのが珍しかった頃に外資系でバリバリ定年まで働いていたそうで、それでもまだまだやりたいことがいっぱいあるから貴女も出来ることはなんでもやって、悔いのないように生きてね、と仰っていました。年をとっても枯れることなく、生き生きと人生を貪欲に楽しんでいる姿に感動し、こんな風に年を取りたいなぁと思ったものです。高校生の今はまだ皆若いし、あまり大差ないけれど、年を取れば取るほどその人がどう考えどう生きてきたのかが一挙一動に滲み出てしまうものだと思っています。いかに生きるか＝いかに老けるか。だから、なるべく一瞬一瞬を丁寧に生きていきたいですね。日々の忙しい生活に追われてそういうことは忘れてしまうんだけど…。 飛行機雲は、月並みな言葉ですが、そんな蔑ろになりがちな日常の大切さを改めて感じることが出来るような作品になっていると思います。老若男女問わず見てもらいたいです。大体育館で待っています！EndFragment